ママがワンオペは当たり前の男性優位の日本社会

ニューファミリーの登場と核家族化がもたらした変化

1970年代「ニューファミリー」という言葉が登場したころ、同居生活が解消され、核家族化が急速に進みました。この変化により、育児全般が母親に大きくのしかかるようになりました。昔は祖父母など周囲の家族と共に子育てが行われることが多かったですが、核家族化により、母親が一人で育児や家事を担うケースが増えたのです。

現代では、女性も大学に進学するのが当たり前で、男性と同じような教育を受け、同じように働くことが期待されています。男女差別の問題はまだ残っているものの、社会に出たときには性差をあまり感じることなく、仕事に取り組むことができていました。しかし、結婚してからは、その性差を強く感じるようになりました。

結婚後に感じた不平等

夫が働くのは理解できます。家族を支えるために仕事に励むことは大切なことです。しかし、特に地方の中小企業では、育児休暇を思うように取得できず、女性が一度退職してしまうと、同じ条件で再び仕事に復帰するのが非常に難しい現実があります。一方で、男性は「妻が家で子育てをしてくれるから」という理由で、転職やキャリアチェンジも自由にできるのです。

私だって、自分の好きな仕事をしたい。それなのに、結局は夫に合わせて生活を送らざるを得ない。この不平等が理解できません。なぜ母親だけが育児を担うことが当たり前とされているのでしょうか。子育ては夫婦で共に取り組むべきものです。それにも関わらず、社会の仕組みや価値観によって、母親がすべてを抱え込まなければならない現状には、多くの問題が潜んでいると感じました。

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